1st Concert Tour “Fairy Party”観覧レポート(in 昭和女子大学人見記念講堂&中野サンプラザ)

ClariS初のホールコンサートツアー「Fairy Party」が、3月初めの三郷公演を皮切りに、埼玉→東京→大阪→東京(追加)の計4会場、6公演行われました。
管理人は、このうち、3月8日と3月9日に開催された、昭和女子大学人見記念講堂公演に、3回とも行ってきました。
筆者史上初の2日3公演連続観覧、果たして体力はもつのか!?(笑)そんなことはどうでもいいとして、今回もレポートとしてまとめました。

3月8日 夜公演

実は、自宅より出撃前日、天気予報はぐずついた空模様を予告していたのですが、いざ会場に来てみると、風は冷たくても晴天。

「クララ、雨女説返上か!?」

とか言いながら、やってきました、昭和女子大学人見記念講堂。平日というだけあって、学生さんたちの姿がちらほら見えました。門には物々しい警備員さん。

フェアリーゲート!?を思わせる丸い花壇が特徴的、昭和女子大の門。

着いたときはちょうど物販の開始時点で、私も早速並んだのですが、この日は会場限定Tシャツが瞬殺されてしまいました。(一人2枚までの制限付きであるにも関わらず)今回も売れ行きすごいな。

物販でとりあえず買い物を済ませたあと、ロビーのあちこちに飾られたClariS関連のものを撮影しながら……人を待ってたとかナイショの話(ぁ)

NHKやアニメイト、ゲーマーズさんからもフラスタが!
クララお嬢様~!
カレンお嬢様ぁ~~!

一方のファンクラブベースの付近には、クララとカレンの直筆のメッセージが書き込まれた幟もあり、いつものことながら、すごく手作り感のある、いい雰囲気の会場だなあ、と思いました。

(当初はこの日に私が観覧する予定はありませんでしたが、縁あって観覧することが可能になり、当初の予定から一日フライングでClariSに会うことができました。感謝しかない!)

物販終わり、いざ、妖精の待つ会場へ。

物販が終わり、一時撤退。さすがに女子大の敷地内にたむろしているわけにもいかないので、Twitterの相互さんとカフェに寄ったり、ClariSトークをしたりしたあとにいったん別れ、ホテルで準備をしたのち、再び会場へ。

今回、電子チケットということで、やり方がいまいちぱっとしていなかったのですが、画面に表示させたQRコードをリーダーに読み込ませるという至極簡単な手続きでした。席番号は……2階席!
この講堂、大型のアリーナなどとは違って、二階席とかでも割といい感じにステージを見ることができます。オーケストラなんかだと、意外と良い席なんじゃないかな?

会場の中は、例によって撮影禁止なので、ここからは妄想を膨らませながらお楽しみください(笑)

開演、安心安全の元執事KUMAさん。

ZeppツアーやFCイベントでは観客の一人として紛れ込んでいたという、元・執事のKUMAさん(うさぎ、本業はダンスアクター)。彼によるストーリーの概要説明は、超さっくりと、でも掴みをばっちり押さえた程よいテイストでした。

そして、ストーリーが展開されて行きます。ClariSと妖精にまつわるお話から始まり、アルバムFairy Partyのセットリストそのままに、曲が展開されて行きます。
間には寸劇が挟まれ、先ほどまでウサギだったKUMAさんはキリギリスさんになり、嵐の夜に異界化した妖精世界へのゲートをくぐってしまいます。
クララとカレンは、「もう二度と現世に戻ってこられないかもしれない」と知りながら、それでも妖精世界へ、キリギリスの救出に向かう――そんな展開です。

個人的に印象的だったのは、やはりここ。今回から正式にソロ曲として盛り込まれた「陽だまり」(カレン)と「Last squall」(クララ)では、対照的ながら、二人の個性を前面に打ち出した衣装と歌声に聞き惚れます。
カレンの「陽だまり」は、天真爛漫なイメージを持つ彼女にぴったりの、元気いっぱいでエネルギーに満ちた曲。対して、クララの「Last aquall」は、クララの持ち味である、しっとりとした艶やかで表現力に富んだソプラノボイスが前面に活かされた曲です。

もう一つ印象的な曲が、レトロフューチャーという当初のコンセプトがモロに仕込まれたアルバム曲「シニカルサスペンス」。
今までの可愛らしいバック映像とは打って変わって、まるでゴシックスタイルのような、少しホラーがかった演出と共に歌われる「シニカル、それ、不思議だね!」という聞き心地の良い歌とリズムが最高でした。

アルバムの通りのセットリスト、そして、その後――

妖精にまつわる話は、タイトルナンバーである「Fairy Party」と共に終幕。このタイミングで、いつもの二人からのメッセージが印字された銀テープが炸裂!そして再び現れたのは……先ほどキリギリスを演じていたKUMAさん(笑)今回、KUMAさんは幕間の忍者も含めると3役もやってるんですよね……鬼か!
ちなみに、KUMAさんが、例によって歌い始めた替え歌……筆者の地元・長野県に本社を持つキノコ関連会社のCMソングで笑ってしまいましたが、これが実は次の曲の布石で……Wake Up。そう、アニメ「もやしもん」のテーマです。その時の二人の衣装が白基調で頭にベールをかぶったふわふわのドレス姿!言葉で伝えるのも筆舌に尽くしがたいくらいの可愛らしさが……おじさんの脳天に直撃!(笑)

その後も何度かの衣装チェンジ(ベースのものの上にかぶせる形?)を経て、アンコール曲まで突っ走って行きました。
「その曲やってくれましたか!!」という、長い間ファンしているとぐっとくる選曲にも感動しましたが、私の隣の席の方は後半涙を流しっぱなしになるくらい感動しているようで、なんだか見ていてもらい泣きしそうになりました。
2階席で、これだけ距離が離れていて……それでこの感動って、さすが、ClariSのアーティストとしての実力は以前よりさらに磨きがかかっているようです。

そんなこんなで、私にとっての観覧一回目、のっけから大盛り上がりの一日でした。