ガンダムSEED FREEDOM。
えっと、もう劇場での公開が終わって、アマプラとかでの配信が始まって1か月ほど経ちますけど、何度かガンダムSEED FREEDOMを見ていまして、考察動画もいっぱい上がっていて、どれも面白く拝見させてもらってましたが、個人的に、ちょっと考察っぽい何かをやってみようかと思います。
デスティニープランが滞りなく実行された世界の行く末
今回も主人公たちによって阻止されたデスティニープランですが、アレが仮に全世界に導入されたら、世界はどうなっていたでしょうか。
おそらくですが、「以後に生まれる子供たちは『製造』されるようになる」ということです。
根拠としては、外伝作品に登場する「ソキウスシリーズ」と呼ばれる「特定の目的で遺伝子調整及び精神制御が施された人類」の存在や、カーボンヒューマンと言った「データさえあれば、素体となった人物の人格を犠牲にして死んだはずの人間をよみがえらせることができる」と言った、とんでもない遺伝子技術がすでに存在している点です。
おそらく、デスティニープラン実装後、遺伝子による適性によって生活様式や職業、結婚相手などが強制的に決められるのですが、では、その後に生まれる子供たちは、おそらく「アコード」たちの手によって「要求される人材」として「製造」されるようになります。この時点で、すでに人は「生体部品」でしかなくなり、争いはなくなるけど「知的生命体」としての尊厳は完全消滅します。
「ラクス=クライン」にあって「オルフェ=ラム=タオ」になかったもの
気付いている人も多いでしょうけど、今回の敵陣営(ファウンデーション王国)、誰も「SEED因子」を発現させていませんでした。
あのアコードでさえ、SEED覚醒をした様子が一切見受けられません。
一方、同じアコードとして生み出されながら、アウラ女王の手から離れて育ったラクスはSEED因子を発現させています。
この二つの違いは何なのか?ここから「SEED因子」が何なのかを、ある程度考察することができます。
おそらくですが、SEEDというのは、宇宙世紀におけるニュータイプ(自然発生型)や、ガンダム00における「イノベイター」(進化した人類)へ発展していく可能性を秘めた人類進化の先駆者であり、「役割の遂行」を第一とし、それ以外を許されなかったファウンデーションのアコードには発現しなかったものと思われます。
つまり、SEED因子を持つ者こそ、人類最初のコーディネイターとして設定されている人物が「コーディネイター」という名称に込めた意味合いに最も近しい人物なのかな、と。そして、それは必ずしも遺伝子調整を経ていなくても、人類進化の可能性を秘めた力を持った人間であれば発現可能なのかもしれません。
次回作で「SEED因子」が種明かしされる?
これは希望的観測ですが、終末世界と化してしまった地球文明において、最終的に調停者としてその戦乱の歴史に幕を下ろせるのは「SEED因子」を正しく使いこなせる人間になると思われます。これはキラ=ヤマトでもラクス=クラインでもなく、おそらく「次世代の子たち」となるんじゃないかなあ。っていうか、SEED因子の第一人者であるマルキオ導師って結局今なにやってるんでしょうか……。
以上、妄想込みの考察じみたトピックでした。